今さら「THE LAST OF US」を語る。

最近ハマっている動画をご紹介。
それが「不可能を越えた超やりこみラストオブアス」です。
※注意※ このゲームはグロテスクな表現や残虐な描写がありますので、苦手な方はご遠慮下さい。

このUP主、shu3の研究室さんは「攻略本を越えた超やりこみゼノギアス」で知りました。
この方の動画の特徴として挙げられるのが、

・いいお声での実況(たまにくしゃみと猫の鳴き声)
・骨までしゃぶりつくす徹底的なやりこみ
・動画の最後に要点をまとめた1分間解説

主にこの3本柱の構成で動画をアップしていているのですが、これが素晴らしく面白く、すっかりファンになりました。何度も失敗と練習を重ねる努力、時間を惜しまずやり尽くすその姿勢に頭が下がります。それにしてもこの「THE LAST OF US」は素晴らしいゲームですね。2013年6月発売なので、約5年も前の作品なのに、今でもそれを全く感じさせないクオリティ。(最近のゲーム事情に疎いので知らなかっただけですが)

今さらここで力説するまでもないかもしれませんが、特筆すべきは細部まで徹底的に作りこんだ街並みや風景の美しさ!ただフィールドを歩き回っているだけで楽しい。ここまでリアルだと、まるで映画の中を自由に歩き回っている感覚になります。VRの先駆けといえるのではないでしょうか。

ストーリーはマンガ「アイアムアヒーロー」と、映画「レオン」を足した印象。オープニングで謎の感染がジワジワと広がっていく臨場感、パニックと恐怖の描写が秀逸。まさに序盤のアイアムアヒーローを思わせます。ジョエルとエリーの関係は「レオン」のレオンとマチルダの様。ジョエルは娘を亡くした過去のトラウマから、中々エリーを受け入れられませんが、エリーの明るさやひたむきさに徐々に心を開き始めます。時には喧嘩もしながらも、ストーリーが進むにつれ徐々に二人の距離が縮まり、後半には親子のような固い信頼で結ばれます。レオンの微妙な男女の愛と違い、ラスアスは親子愛ですね。

そして、あのエンディングには賛否両論ありそうですが…。正直、自分はあまりスッキリとはしませんでしたが、この系統の作品は終わり方が難しく、こうするしかなかったのかなと。レオンもそうでしたが、裏家業に手を染めた人間が簡単にハッピーエンドというわけにはいかないんですよね。人も沢山殺しているし…。それで自分だけ幸せになるなんて世の中甘くない。だからこそ終わり方が難しいのです。そういった意味では個人的にレオンの終わり方がベストなのですが、あれを超える終わり方は難しいと思います。真似するわけにもいかないしね…。レオン後の作品は本当に大変だと想像します。

色々調べていると、パートⅡの発表もされていますね。ストーリーは前作から5年後の設定。19歳になったエリーがギターで弾き語りをしているシーンが印象的ですが、笑顔が無いのが切ない。あの明るかったエリーはどこへ…やっぱり闇稼業に手を染めた道に光はないのか…。

CGのクオリティもさらに上がっている様ですが、Ⅰのインパクトがあまりに大きかったので、正直これ以上グラフィックが綺麗になってもな~という印象。確かに凄いけど、より残虐シーンがリアルになっても観るのが辛いし…。実際、最新のトレーラーはあまりに痛々しいシーンがあったので、あえてリンクを貼りませんでした。

それよりも気になるのはストーリー。この二作目で完結となるのか。
ジョエルらしき人物もいたけど、今作の活躍はどうなるのか。
完全に闇の住人になってしまった(様に見える)エリーに光はあるのか。
なんだか感染の症状も進行しているようだし…。
エリーには幸せになってもらいたいけどな。

前作から5年近く経っているので、ストーリーも時間をかけて練られているはず。CGばかり派手で、ストーリーの中身がすっからかんのようなハリウッド映画の様にはなってほしくない。二作目のジレンマを払拭するストーリーを期待しています。

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