HUNTER×HUNTER 35巻の感想

HUNTER×HUNTER 35巻を読みました。
いや~今回も面白かった!ただ、この巻は好みが分かれそう。
メインキャラが殆ど出てこないし、肝心の物語が全く進んでいないからね。
自分はこの巻のようにバリバリ心理戦や駆け引きが好きなので大満足でした。
アマゾンレビュー見たけど星1つも多く、やっぱり賛否分かれていますね。

冨樫先生って本当に天才。どうすればこんな複雑な物語を思いつくのだろう。
理解するのが大変で、凄く頭を使うので脳みそフル回転。
そして、セリフも多いので読み返すのも時間もかかる。
結局33巻から読み返したりで、この日は朝4時まで寝落ちするギリギリまで読み込んでいました。

そしてこの巻のもう一つの見所は王子達の念獣のデザインでしょう。
冨樫先生は物語はもちろん、絵がものすごく上手いんですよね。
特にお気に入りはベンジャミンの念獣。エイリアンの様なフォルムが秀逸。強そう…。

この王位継承戦編は、どう決着つくのか全く予想がつかない。
個人的にオイト王妃が好きなので無事抜け出してほしいな。
それからクラピカの緋の目奪還のラスボス、ツェリードニヒがとんでもない事になってますね。
ツェリード自身が念能力の天才で、かつあの念獣は、敵意のある念に反応して攻撃するタイプ。
ということは、クラピカの理想の射程範囲である「握手できること」が到底不可能ということになる。
まさにラスボスに相応しい強敵。この二人の決着もどうなるのか楽しみ。

テータはあの描写だと死んじゃったのかな…。
いいキャラだったけど、冨樫先生は女の子にも容赦ないからね。
人気投票にも入っていたカワイイ女の子ポンズを残酷描写で殺してファンを減らしたこともあるし。
個人的には、少年マンガにありがちな、実は死んでなかったという展開が無く、
どんな人気キャラでもいつ死ぬか分からないシビアな緊張感が好きですけどね。
ゴトーも死んじゃったし…。

この王位継承戦とクラピカの緋の目奪還、更に十二支んのサイユウ捕獲作戦もあるし、
船の中だけでも複数の物語が同時進行で進んでいるので、まだまだ終わりが見えない。
現在休載中だから、このペースだと暗黒大陸にたどり着くのはあと何年後か…。

でもいつまでも待ちます!こんな複雑な物語を週刊ペースで出来るわけがない。
たっぷり時間をかけて構想を練って下さい。読者のあらゆる予想を超えて下さい。
いつも最高のワクワクをありがとうございます!次巻も期待しています。

おまけ。
この巻で冨樫先生が欅坂46ファンだと思われる箇所がありましたね。
暗殺者の念能力「サイレントマジョリティー」のデザインは明らかに
てちがモデルでしょう。
自分はこのブログでも書いたように、去年からバナナマン経由で乃木坂46にハマり、
その妹分の欅坂46もハマった、いわゆる「坂道グループ」のファンです。
なので、冨樫先生が欅坂ファンだと知って嬉しかったのでした。

 

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