一番初めに覚える曲が肝心

1曲仕上げられると、自信がつく

ピアノに限らず、新しく楽器を始めるにあたって、
最初に覚える曲はとても大切です。
1曲仕上げると自信がつくので、この先もピアノを頑張ろうと思えるからです。

逆に1曲目でつまづいてしまうと、
「自分にはピアノの才能が無いんだ…」と挫折してしまう原因になります。
自分は昔、アコースティックギターでこのような経験をしたことがありました。
今思えば無謀な曲を独学でチャレンジしたのですが…(恥ずかしいので曲名は内緒)。
難しすぎてまったく進まず、途中で挫折してしまい、
せっかく買ったギターも今では押し入れの奥で眠っています。

初めての楽譜を選ぶ時のポイント

このような経験があったので、ピアノを始めるときに、最初の曲は慎重に選びました。
ピアノは楽譜がたくさんあることが大きなメリットの1つなのですが、
逆にたくさんありすぎて、どれを選んだらいいのか迷ってしまうこともあると思います。
そこで自分の経験から、初心者が最初に選ぶポイントを書いてみます。

◎理想は好きな曲、または知っている曲を選ぶ
知らない曲より、好きな曲の方がモチベーションを保てるし、
弾けたときの喜びはひとしおです。
もし弾いてみたい曲がなく、全く新しい曲から探す場合は、見本演奏CD付きの楽譜を選び、
CDが付いていない場合はネットで見本動画を探すなどして、曲のイメージを掴んで下さい。
「弾きたい曲の完成イメージを先に聞いて覚える」ことが一番のポイントです。

レッスンに通っているなら、先生に弾いてもらうのもいいでしょう。
弾きたい曲の完成イメージがあるのと無いのでは、覚えるスピードも全然違ってきます。

↓こちらの記事も参考にどうぞ。

弾きたい曲の楽譜探し

自分のオススメ楽譜(レッスンCD)のご紹介

角聖子先生のレッスンCDがオススメなので紹介します。
「ほら、弾けた! お父さんのためのピアノ・レッスン」シリーズです。
「角聖子 お父さんのためのピアノレッスン」で検索すれば出てきます。
(約20年前のCDなので、ほとんどが中古ですが)

ショパンや発表会の定番曲「エリーゼのために」
冬の定番のクリスマスソングなどをとても丁寧に、
分かりやすくレッスンしてくれます。

このレッスンCDが素晴らしいところは、曲を複数のパートに分けて、
[右手レッスンの解説→まずゆっくりのテンポ練習→通常のテンポで練習]→次は左手レッスン
という風に、初心者にもわかりやすく、親切で丁寧な構成になっていることです。
もちろん楽譜付きで模範演奏もあるので、曲のイメージもバッチリつかめます。

自分はエリック・サティが好きなので、このCDを選びました。
ほら,弾けた!~お父さんのためのピアノ・レッスン「ジムノペディ第1番」

このお父さんシリーズは、曲を簡単アレンジにしている事が多いのですが、
上記の「ジムノペディ第1番」は原曲そのままだったので、
一番初めに覚える曲にしては、かなりハードルが高かったです。
それでも好きな曲なので挫折することなく、3ヶ月ぐらいかけてなんとか弾けるようになりました。

それをピアノの先生の前で初披露の際、
緊張で震えながら弾いたことを今でもハッキリと覚えています。

5年経った今でも、時々思い出した時に弾いています。
初めて好きな曲が弾けるようになった喜びは、とても大事な思い出です。

拙い演奏ですが、YouTubeにアップしたので、よろしければお聴き下さい。

〈スポンサーリンク〉