楽譜を見ずに、指で覚えてしまう

一曲を仕上げるまでの流れ

[1] まず譜読みをして、音符にカナを振る。
[2] 右手パートをひたすら練習(約1ヶ月)
[3] 左手パートをひたすら練習(約1ヶ月)
[4] 両手で合わせて練習(約1ヶ月)で、トータル約3ヶ月ほどです
※バイエルレベルの場合

初心者は[1]の時点で音符にカナを振りたくなると思いますが、自分の経験から言って、このやり方はオススメしません。なぜなら、音符にカナを振ると、音符を見なくなるからです。[2]で練習するときに、音符を見ずに、カナを見て覚えてしまうのです。すると、途中で音がつまづくと楽譜のどこにいるのか分からなくなってしまいます。自分はこんな調子で4年もやっているので、初見演奏が苦手です。レッスンで少しずつ勉強していますが…。

音符が読めないから、指で覚えてしまう

結果、曲が仕上がる頃には楽譜を見ずに、指で覚えています。指の形でなんとなく覚えているので、発表会も楽譜が必要ありません。こう書くとカッコよく聞こえますが、実際指で覚えてしまうと、発表会など人前で演奏するときに大変です。「暗譜しているんですか?」って聞かれる時もありますが…読めないんです。

間違えて止まってしまったとき、楽譜を見ながら演奏できる人は、間違った箇所が分かるので修正できますが、指で覚えてしまうとこれが出来ないのでテンパってしまいます。自分が発表会で異常に緊張するのはこれが原因の一つでもあります。止まってはいけないというプレッシャー。

自分はもし発表会で間違ったとしても、強引に押し通します。音楽は流れが肝心。間違えて止まるより、そのまま進めた方がいいのです。↓こちらの記事も参考にどうぞ。

発表会では、音楽の流れを止めないことが肝心

こうした自分の経験から、ピアノを始めたなるべく早いうちから、音符を読みながら演奏する習慣をつけることをオススメします。

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