発表会の震えは暴れ馬を乗りこなす感覚

発表会は、普段の実力の6割出せれば上出来


120%練習して、やっと6割の力が出せるというのが自分の実感ですが、
緊張しやすい体質なのか、本番に強いのか等、人それぞれだと思います。
自分はとにかく、人前で演奏するときに震えが止まりません。
これは自分が極度のあがり症でもあるのですが、
(小学生の頃は人前で字を書くのも苦手だった)
これを克服するのは、人前の演奏に慣れるしかないと思っているので、
人前で演奏する機会があれば、出来る限り参加しています。

そこで毎年参加しているピアノ教室の発表会の時、
開始前のスピーチで先生がこう言いました。
「大人の発表会は、緊張で震える方が多いと思いますが、
暴れ馬を乗りこなす感覚で頑張って下さい」と。
この先生のスピーチがとても腑に落ちました。

暴れ馬を乗りこなす感覚

発表会の緊張する震えを、これほどしっくりする言葉で表現した先生に感心しました。
そうなんです!演奏中は緊張で手足はガクガクと震えて、
身体が全く言うことを聞いてくれないのです。
ある程度演奏が進むと、頭は次第に冷静になってくるのですが、
指の震え、足のガクガクは全く止まりません。
頭は冷静なのに、身体が言うことを聞いてくれない。
これがまさに、暴れ馬を乗りこなす感覚なのです。
「お願いだから、言うこと聞いて~!」と頭の中で必死に身体をなだめている間に
演奏が終わってしまいます。演奏を楽しむ余裕なんてありません。もう必死です。

いつかこの暴れ馬を乗りこなせる日が来るのだろうか…。

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